「今年こそは家計簿を続けよう!」と意気込んだものの、数ヶ月後にはレシートの山を前に溜め息をついている…そんな経験はありませんか?
あるいは、頑張って予算を立てたのに、急な出費で計画が崩れてしまい、「もういいや」と投げ出してしまったことはないでしょうか。
家計管理がうまくいかないのは、あなたの意志が弱いからではありません。その原因の多くは、「管理の方法」がご自身のライフスタイルや性格に合っていないことにあるのです。細かすぎて面倒になるか、ざっくりしすぎて現状が見えないか。そのどちらかに偏ってしまうと、継続するのは難しくなります。
この記事では、そんな家計管理の「ちょうどいいバランス」を実現するために開発されたエクセル家計簿ツール「KAKEIBO PRO」と「KAKEIBO LiGHT」をご紹介します。長年の経験から導き出された、「カテゴリごとの柔軟な予算設定」や「未来の支出を予約する機能」を活用して、無理なく、でも確実にお金が貯まる仕組み作りを始めませんか?
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1. KAKEIBO PRO/LiGHTの特徴

この章では、長年の家計管理の経験とExcelのスキルを詰め込んで私が開発した「KAKEIBO PRO / LiGHT」の基本機能とその魅力についてご紹介します。
家計簿が続かない大きな原因の一つは「細かすぎて面倒になる」か「ざっくりしすぎて現状が見えない」ことのどちらかです。このツールは、その両極端を解決するために設計されました。最大の特徴であるカテゴリと項目の二段階管理や、家計管理の要となる柔軟な予算設定、そして忘れがちな定期支出をスマートに管理する機能について解説します。
1-1. KAKEIBO PRO/LiGHTとは
市販の家計簿アプリはいまいち馴染まないし、かといって自分でエクセルを一から作るのは大変そう…。KAKEIBO PRO / LiGHTって、一体どんなツールなの?
そんな疑問をお持ちの方も多いかもしれません。KAKEIBO PRO / LiGHTは、私が長年の家計簿生活で培ったノウハウと、実務で鍛えたExcelの知識を掛け合わせて開発した、完全オリジナルの家計簿ツールです。
このツールの最大の特徴は、支出を「カテゴリ(大分類)」と「項目(詳細)」という二段階に分けて管理する点にあります。例えば、「食費」という大きなカテゴリの中に、「食材費」「外食」「カフェ代」といった具体的な項目が存在するイメージです。
日々の買い物記録は「項目」ごとに詳細に入力しますが、家計全体の管理や予算のチェックは「カテゴリ」という大きな枠組みで行います。「大枠でざっくり管理するから続けやすい、でも中身の詳細はしっかり把握できている」という、これまでの家計簿にありそうでなかった絶妙なバランスを実現しました。この二段階構造こそが、無理なく家計管理を継続できる秘訣なのです。
1-2. カテゴリ毎に予算を設定
今まで項目ごとに細かく予算を立てていたけど、守れた試しがない…。一つでも予算オーバーするとやる気がなくなるし、もっと柔軟に管理できないかな?
真面目な方ほど、こうした「予算の縛り」に苦しむ傾向があります。実は私自身も、かつては「食材費は月〇〇円、外食は月〇〇円」と項目ごとに細かく予算を決めていました。しかし、これでは少しでも予定が狂うとすぐに予算オーバーになり、窮屈でストレスが溜まる一方でした。
そこでKAKEIBO PRO / LiGHTでは、項目ごとではなく、それらをまとめたカテゴリ単位で予算を設定する仕組みを採用しています。
例えば、「食費」というカテゴリ全体で予算を設定しておけば、その内訳は自由です。「今月は外食が多かったから、その分スーパーでの買い出しを少し控えよう」といった具合に、カテゴリという大きな枠の中で柔軟にやりくりができるようになります。
この「裁量の余地」があることが重要です。ガチガチに縛られることなく、自分のライフスタイルに合わせて総額の中で調整できるため、挫折することなく予算管理を続けられるようになります。
1-3. 決まった支出設定機能の活用
毎月の家賃や光熱費はもちろんだけど、数ヶ月に一度のサブスク更新や習い事の月謝など、決まった支払いの管理が面倒…。入力を忘れて予算が狂うのを防ぐ方法はないの?
家計管理で意外と落とし穴になるのが、こうした「定期的で毎月一定額の支出」や「うっかり忘れがちな固定費」です。これらをサポートするのが「決まった支出設定」機能です。
この機能を使えば、毎月発生する家賃などの固定費はもちろん、隔月払いの水道代や、年払いのサブスクリプション、毎月の習い事費用などをあらかじめ登録しておくことができます。
大きなメリットは、これがそのまま予算作成に連動することです。金額が決まっている固定費であれば、登録した金額がそのままその月の予算として設定できます。また、食費などの変動費と違い、習い事などの「金額はおおよそ決まっている変動費」についても、登録分を考慮した上で残りの予算を割り振ることが可能になります。
「あ、今月はこの引き落としがあったんだ!」という想定外の出費を防ぎ、最初からそれを見越した精度の高い予算組みが可能になるため、月末に慌てることがなくなります。
2.「決まった支出設定」機能で未来の支出を予約する

家計管理をしていて一番悔しいのは、「順調だと思っていたのに、忘れていた引き落としで赤字になった」という瞬間ではないでしょうか。この章では、そんなうっかりミスを根絶やし、家計の安定感を劇的に高める「決まった支出設定」機能について深掘りします。
この機能は、家賃などの典型的な固定費だけでなく、サブスクリプションや習い事など「金額が決まっている支出」をあらかじめシステムに登録しておくものです。言わば、未来の支出を「予約」してしまう機能です。これにより、予算設定の精度がどのように向上し、安心して使えるお金が明確になるのか、そのメカニズムを解説していきます。
2-1. この機能が解決すること
毎月の家賃や保険料は覚えているけれど、数ヶ月ごとの更新料や、最近増えた動画配信サービスのサブスク代なんかは、ついつい計算から抜け落ちてしまう…。こういう支出ってどう扱えばいいの?
多くの方が抱えるこの悩み、実は家計簿が続かない大きな原因の一つです。頭では分かっているつもりでも、いざ予算を立てる段になると、こうした細かい支出は見落とされがちです。その結果、食費などの生活費を圧迫したり、不明金として処理されたりしてしまいます。
KAKEIBO PRO / LiGHTの「決まった支出設定」機能が解決するのは、まさにこの「支出の可視化漏れ」です。この機能の優れた点は、家賃のような完全な固定費だけでなく、金額は決まっているけれど費目上は変動費(娯楽費や教育費)に含まれるような支出まで、あらかじめ登録できることです。
例えば、音楽や動画のサブスクリプション料金、お子様の習い事の月謝、ジムの会費など、「毎月(あるいは特定の月に)必ず出ていくお金」を全て登録します。これにより、それらは単なる変動費ではなく、「確定した未来の支出」として予約されます。「うっかり忘れていた」という事態をシステム側で防ぐことができるため、精神的な負担が大幅に軽減されるのです。
2-2. 最大のメリット:「正確な残予算」の把握
給料日直前になると、なぜかいつもお金が足りない…。今月あといくら使っていいのか、正確な金額がパッとわからないのはなぜなんだろう?
その原因の多くは、「実際に使えるお金(やりくり費)」の計算が甘いことにあります。収入から家賃を引いただけの金額を「使えるお金」と錯覚してしまうと、後からやってくるサブスク代や積立金の引き落としで計算が狂ってしまいます。
この機能の最大のメリットは、予算設定において「今月、本当に自由に使っていい金額」を正確に炙り出せる点にあります。
「決まった支出設定」に登録した金額は、KAKEIBO PRO / LiGHT上でそのまま予算作成のベースとして活用できます。固定費として登録したものは、その金額がそのまま固定費予算として計上できます。さらに重要なのが変動費の扱いです。例えば「娯楽費」の中で毎月1,000円のサブスクがあると登録しておけば、娯楽費の予算を立てる際に「最低でも1,000円は必要で、残りをどうするか」という視点で計画を立てられます。
あらかじめ決まっている支出(予約された支出)を差し引いた残額こそが、食費や日用品、レジャーに使える「真の予算」です。この数字が明確になることで、どんぶり勘定から脱却し、根拠のある家計管理が可能になります。
3. 実践!カテゴリ別 予算設定

いよいよここからは実践編です。前章でご紹介した「決まった支出設定」機能を土台にして、実際にKAKEIBO PRO / LiGHT上で予算を組み立てていきましょう。
予算設定は家計管理の設計図を作る最も重要な工程ですが、難しく考える必要はありません。このツールでは、支出の性質に合わせて固定費と変動費のアプローチを使い分けることで、驚くほどスムーズに現実的な数字を導き出せます。
生活の基盤となるコストを確定させ、その上で日々のやりくりを楽しむための「遊び」を持たせた予算を作る。その具体的な手順と、数字を決める際の思考プロセスをカテゴリ別に詳しく解説していきます。
3-1. 固定費カテゴリの予算設定
家賃や保険料はもちろんだけど、月によって微妙に金額が変わる水道光熱費やスマホ代は、固定費として扱っていいの?予算額はどう決めるのが正解?
まずは、生活する上で必ず掛かる固定費の予算を固めてしまいましょう。ここで対象となるのは、家賃や住宅ローン、保険料といった金額が一定のものに加え、水道光熱費やスマートフォンの通信費など、毎月必ず発生するインフラ系の支出です。
KAKEIBO PRO / LiGHTにおける固定費の予算設定は非常にシンプルです。「決まった支出設定」で登録した金額が、そのままそのカテゴリの予算として適用されます。例えば、家賃が10万円、管理費が1万円なら、住居費カテゴリの予算は11万円になります。

少し迷うのが、水道光熱費のように季節変動があるものです。これらも固定費として登録することをおすすめします。コツは、年間の平均額か、少し高めの冬場の金額で登録しておくこと。そうすれば、予算オーバーで赤字になるストレスを防げます。
ここで設定した金額は、いわば「生活防衛費」です。まずはこの部分をしっかり登録し、給料から差し引くことで、「今月自由に使えるお金の原資」を明確にすることがスタートラインです。
3-2. 変動費カテゴリの予算設定
食費や娯楽費は毎月使い方が変わるから、予算が立てにくい…。サブスク代みたいな「決まった引き落とし」と、日々の「ちょこちょこ買い」が混ざっていて計算が面倒なんだけど、どう整理すればいい?
ここがKAKEIBO PRO/LiGHTの腕の見せ所です。変動費カテゴリ(食費、教養娯楽費、教育費など)の予算設定では、「決まった支出」と「やりくり費」を足し算で考えます。
まず、習い事の月謝や動画・音楽配信サービスのサブスクリプション料金など、「費目は変動費カテゴリだけど、毎月必ず支払うもの」を「決まった支出」として登録します。すると、予算設定画面ではこれらの合計額がベースとして考慮されます。
例えば、「教養娯楽費」の予算を立てるシーンを想像してください。
1 動画サブスクで月1,000円、ジムの会費で月8,000円が決まっているとします。この時点で9,000円は既に使い道が確定しています。
2 ここに、今月映画に行ったり本を買ったりしたい金額(例えば5,000円)を上乗せします。
3 合計の「14,000円」を、この月の教養娯楽費の予算として設定するのです。

このように「固定部分」を先に確保し、残りの「変動部分(やりくり費)」を自分の裁量で決めることで、無理なく守れる予算が完成します。「気付いたらサブスク代で予算が消えていた」という事態を防ぎ、本当に使えるお小遣いの額がはっきり見えてくるはずです。
4. まとめ

ここまで、エクセル家計簿ツール「KAKEIBO PRO / LiGHT」を活用した、無理のない予算設定術をご紹介してきました。
このツールの最大の魅力は、「カテゴリ」でお金の流れを大枠で掴みつつ、「決まった支出設定」機能で未来の出費を確実に予約できる点にあります。家賃などの大きな固定費はもちろん、サブスクや習い事といった現代特有の細かな定額支出もあらかじめ予算に組み込むことで、「今月、本当に自由に使っていい金額」がクリアになります。
予算と聞くと窮屈に感じるかもしれませんが、実はその逆です。使える額が明確になるからこそ、迷いや罪悪感なく、好きなことにお金を使えるようになるのです。KAKEIBO PRO / LiGHTは、そんな我慢ではなくコントロールするための家計管理をサポートします。


