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使用しているOSやアプリケーションが32ビット版か64ビット版かを確認する方法

Windowsは同じバージョンであっても、32ビット版と64ビット版が販売されています。以前は32ビット版が主流でしたが現在の最新バージョンでは64ビット版が主流となってきています。

使用中のOSやアプリケーションが32ビット版か64ビット版かを確認する方法を、Windows10、MacOS、Excel (Windows版およびMac版)を例に説明していきます。また、コンピュータの世界で頻繁に出てくるビットやバイトについても解説していきます。




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1. Windows10の確認方法

1 スタートボタンをクリックし、設定をクリックします。

2 設定画面よりシステムをクリックします。

3 画面左側のバージョン情報をクリックします。

4 システムの種類で使用中のWindowsが32ビット版か64ビット版かを確認します。

2. MacOSの確認方法

Macでは、IntelベースのプロセッサによりOSが32ビットか64ビットかを識別します。

1 AppleメニューのこのMacについてをクリックします。

2 プロセッサ名を確認します。

3 プロセッサ名と下記の情報とを比較し、プロセッサが32ビットか64ビットかを識別します。

プロセッサ名 32ビット/64ビット
Intel Core Solo 32 ビット
Intel Core Duo 32 ビット
Intel Core 2 Duo 64 ビット
Intel クアッドコア Xeon 64 ビット
デュアルコア Intel Xeon 64 ビット
クアッドコア Intel Xeon 64 ビット
Core i3 64 ビット
Core i5 64 ビット
Core i7 64 ビット

3. Windows版 Excelの確認方法

1 エクセルを起動します。

2 画面左側のアカウントをクリックし、画面右側のExcelのバージョン情報ボタンをクリックします。

3 バージョン情報画面で使用中のエクセルが32ビット版か64ビット版かを確認します。

4. Mac版 Excelの確認方法

1 AppleメニューのこのMacについてをクリックし、システムレポートをクリックします。

2 画面左側のソフトウェアよりアプリケーションを選択し、画面右側の一覧よりMicrosoft Excelを選択します。

3 種類で使用中のエクセルが32ビット版か64ビット版かを確認します。

5. ビットとバイトについて

コンピュータの世界では、ビットとバイトという言葉がよく出てきます。これはデータの大きさを表すために使われる単位です。私たちの日常では、0、1、2、3、4・・・9といった10進数が使われていますが、コンピュータではすべてのデータを0と1との組み合わせで表現する2進数が使われています。

10進数から2進数に変換

2進数から10進数に変換

コンピュータはとても複雑なことができますが、基本の仕組みは電子回路に電流が流れているか流れていないかであり、この2種類の状態で物事を処理しています。この電流が流れていない状態[ オフ ]を 0 とし、電流が流れている状態[ オン ]を 1 とします。コンピュータに入力されたデータはすべて 0 と 1 の数値に変換され、更にオンとオフの電気信号に置き換えて処理されます。このオフ[ 0 ]かオン[ 1 ]かの2通りのデータを表すための単位をビット( bit )といいます。ビット( bit )は、binary digitの略でコンピューターが扱うデータの最小単位のことです。

1ビットは1桁、2 ビットは2桁というように0と1の組み合わせが増えていきます。ビット数が大きくなればなるほど、扱える情報量が増えていきます。バイトとは、8ビットを1組にした情報量の単位です。1バイトでは0から1が8個並んだ状態になり、256通り (2の8乗) のデータを表せることになります。

1ビット 0、1(1桁, 2通りの組み合わせ = 2の1乗)
2ビット 00、01、10、11(2桁, 4通りの組み合わせ = 2の2乗)
8ビット 00000000、00000001、…(8桁, 256通りの組み合わせ = 2の8乗)

CPUとは

CPUは、Central Processing Unitの略で中央演算処理装置と言われ、マウスやキーボードのような入力装置、メモリやハードディスクといった記憶装置からデータを受け取って演算を行ったり、ほかの装置の動きを制御したりする役目を持っています。人間で言えば、脳や中枢神経に相当する部分です。32ビットCPUや64ビットCPUといった言葉も見聞きしたことがあるかと思います。この32ビットや64ビットは、CPUが持つデータの伝送路が一度に送れるデータ量を示したもので、ビット数が大きければ、CPUはそれだけ多くデータを読み込んで処理できるようになります。

32ビットCPU
  • データの伝送路が32本
  • 2の32乗 = 4GB(約43億バイト)
  • 論上最大4GBのメモリが扱えます
64ビットCPU
  • データの伝送路が64本
  • 2の64乗 = 16EB(約172億GB)
  • 理論上最大約172億GBのメモリが扱えます

補助単位

最近のパソコンは高性能化が進み、扱えるデータの量が大きくなっています。ビットやバイトで量を表そうとすると数値が大きくなりすぎるため、大きな量を示す補助単位を組み合わせて、分かりやすく表現します。

エクセル家計簿ツール

使いやすい家計簿ツール
エクセルで作成されたこの家計簿は、自分好みにカスタマイズできることが最大の魅力です。自分の好きなカラーに変えたり、季節ごとにカラーを変えたりなど、自由にアレンジが可能です。

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